脱サラは何屋がいいか?

10月22日更新、コロナ禍でのフードビジネスは、テイクアウトしかない。そして、テイクアウトと並行してリバリーを検討する。

コロナ渦では、まだ飲食店の開業はするな!
こんなことを言うと、自社の首を絞めることになってしまいますが…言う立場ではなのですが、もう少しコロナが落ち着くまではジッと我慢するしかありません。

コロナが終息に向かうと

徐々に、withコロナに対応した新しい飲食店が増えてきます。そうすると物件が埋まり、家賃が上がり、工事の値段も上がります。コロナが終息する手前が開業のチャンスでもあります。

【お薦めする業種業態】

1.テイクアウト

イートインの食材原価は35%位に対してテイクアウトは50%位、テイクアウトは低資金で開業できるが利益率が少なくなる。

1番にイートイン、2番目にテイクアウト、デリバリーは最後の手段、売り方には3方法があり、コロナ渦では2番目のテイクアウトがベターな選択と言いえます。

から揚げ、コロッケ…天丼もフライヤーがあれば素人でも簡単に調理が可能です。売上を上げるには、看板デザイン、POP、チラシ、SNSなど、販売促進が売上を左右します。

2.コツクレス

人件費は売上の25~35%です。コックレスの業態が今後の成長ビジネス。調理ロボットや接客をITにするなど、さらなる人件費コストを追求する店が流行ると思われます。

業種は、焼肉、海鮮焼き、鉄板焼き、お好み焼き、もんじゃ焼き、など立地構想に合わせて店づくりが可能です。

焼肉と鉄板焼きのメリット

私のお薦めはお好み焼き、鉄板焼きです。鉄板があれば、お好み焼きだけではなく、もんじゃ焼きやステーキなども提供できます。一番のメリットはお客様が調理するために味に対するクレームが無いという点です。クレームが少なく人件費がかからない店がベストスタイルだと言えます。

3.粉ビジネス

うどんの場合、小麦粉があればうどんがつくれます。仕入れも作業も毎日ほぼ同じなので作業として楽です。
海鮮は市場の状況で仕入れ原価が毎日異なります。また季節により食材も変わります。その点、粉を使った商売は仕入れで悩むことが少なくて済みます。

減価も安い。生うどんを仕入れた場合原価は60円、自家製麺なら30円で済みます。1日に100食×30円×25日=75,000円。12ヶ月なら90万円です。売れない時こそ仕入を見直すことが大事です。

ベーカリー、ケーキのテイクアウト

パンはテイクアウトに最適、ピザ、たこ焼きも…

業種は、そば、うどん、お好み焼き、たこ焼き、パン、ピザ、ラーメン…自家製造でオリジナルの商品力を開発することができます。

4.カフェスタイル

コロナ渦でも人気のカフェ。動物カフェ、ベーカリーカフェ、カフェバー、イタリアンカフェ…と何でもカフェをつけてお店がつくれます。しかも、厨房設備も厨房機器も安く抑えることが出来ます。低資金で開業できます。

コロナ禍でも街中のカフェは思ったよりも人気です。カフェはカフェテリア形式でセルフ式のよう、人件費をかけずに経営が可能です。カフェにすることで客層が広く狙えます。パスタなどのイタリアンメニュー、夜は居酒屋需要も狙える

イタリアンカフェ

カフェでのコーヒーの抽出方法はいろいろです。どのようにコーヒーを演出するかというところが悩みどころです。でもそこが店の売りになります。カフェで成功するには食べ物が必要です。パスタ、ピザ、ハンバーグなどが考えられます。簡単な厨房でもガスレンジがあれば何でも作れます。オーブンはコンベクションタイプがお薦めです。

カフェ開業

私が若い頃務めたカフェはサンドイッチ、スープパスタ、ハンバーグ、カレーライスがあり、ソフトクリームなどのデザートもありました。コーヒーマシーンはイタリア製のエスプレッソマシーンでした。

コックレスの時代・・・

お好み焼きを選んだ理由はコックレスで店が運営できるからです。調理をお客様にお願いすることのメリットは大きくあります。調理の人件費の削減、味に対するクレームが少ない。混雑時にも速やかに対応できる点です。クレームの一番多い遅い、ということが解消できる点です。他にもたくさんあります。

上記は30年間、色々なお店の開業をお手伝いしてきた私の意見です。成功という観点からすると、どの業種がというよりは、どんな店を創るかというほうが成功する確率は上がります。極端な話、居酒屋でもカフェでも構いません。成功するには業種以外に多くの要素があるからです。

弁当・惣菜店

低資金で開業をしようと思うならお弁当屋です。チェーン店では1,000万円以上かかりますが、個人レベルでは500万円前後で開業できます。弁当店はテイクアウトなので店内のスペースが要りません。投資金額が少なくてすみます。テイクアウトの他に、デリバリーが可能です。厨房機器の総投資金額も少なくてすみます。調理もフライヤーがあれば多くの揚物料理が作れます。加熱するので食中毒の心配も少ない。これは素人には特に大きなメリットです。揚物は味の問題も解決できます。とんかつなどはソースをかけることでクリアします。

ラーメン店

ラーメンは人気が出でればとても魅力的な業種に思えるでしょう。一攫千金的な業種のように映るのではないでしょうか。原価も少ないので1日50~100杯を目指して開業すればいいわけです。自分の給料に合わせて店を創り売上を上げれば経営ができます。
ただし個人的な意見として、成功するには結構難しい業種と感じています。労働的にもキツイ業種です。脱サラにはあまりお勧めできません。体力のある方におすすめの業種です。

ラーメン開業

中華そば桃李様は(所沢)開業して7年が経ちました。(開業実績)美味しい人気店です。2人で効率的な経営ができる店舗です。

居酒屋

脱サラ開業者向けは居酒屋がお薦めです。フライヤーを用意して串揚げ居酒屋がおすすめ、これなら素人でも比較的簡単です。味の問題も食中毒の心配も軽減されます。立地が繁盛の要で1Fが理想、20坪以上なら2Fでもok、宴会で売上を伸ばすことが可能だからです。
個人的には焼鳥はお薦めしません。焼鳥は人気メニューですが、素手で打つ串刺し、炭火で焼く作業は思いのほか大変だと思います。

そば、うどん店

そばうどんは粉から自家製麺ができるから魅力的です。粗利益が高い業種です。ただし、今後は価格を下げていかなければ競争に勝ち抜くことができなくなると思います。理由はチェーンの価格です。もりそばの価格は300円~400円位、品質の問題もありますが、この価格で売れない店は淘汰されなくなることになるでしょう。

生き残るには、老舗のそば店から脱皮した、新しいそばうどん店の登場が待たれます。

とんかつ店

とんかつはお薦めです。客単価が高くて利益も取れる業種です。調理も簡単でフライヤーがあれば素人でも修得が早い。エビフライやコロッケなど揚げ物などが作れます。そのため低価格の人気メニューもすぐに作り出すことができます。テイクアウトのお弁当や宅配も可能です。最近流行の牛カツなども魅力的なので挑戦してはいかがでしょうか。

下記のとんかつ店は30年以上のお得意様です。

とんかつ開業

業種より業態、問題はどう売るか

業種について考えてみましたが、業種はメニューが大きく違うだけで飲食店としては大枠同じです。それでもどうせ選ぶなら、仕込みも簡単な業種を選ぶことのほうが賢明な気がしました。そのことに改めて気付きました。

成功するには何を売るかでではなくて、どう売るかです。このことはマーケティングを学んでくると解ってきます。業種というよりは業態を学んだほうが良いかもしれません。どんな業種でも繁盛しなければ意味がありません。そして長く続けることで成功したと思えることでしょう。そんな店づくりをサポートしたいと思っています。

人件費を掛けない

会社が潰れる原因は人件費です。売上が下がると儲けが下がります。下がらないのは固定費の家賃と人件費です。如何に人件費を管理するかが成功する、反映する項目です。社員一人を雇用すると1ヶ月150万円の売上が必要になります。おおざっぱな数字ですが。

脱サラ飲食店

第二の人生として

年金をもらう年になり、第二の人生として飲食店を開業するという方が最近多いような気がします。このような方は月給が20万円前後でも十分に経営が成り立ちます。中には週3日のみ、昼営業のみ、または予約のみ、このように限定することができます。

高額な給料を望まなければ飲食店開業は難しい話ではありません。それでも商売なので、お客様を大切にしなければ上手くいかないのは当然です。


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飲食店内装エリア

東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県が中心です。また、栃木県、群馬県、茨城県の一部も対応しています。右図参照。

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